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2024年09月17日
家内喜多留(やなぎだる)
関東では結納品のお品物の一つとして「家内喜多留」が贈られます。
慶事の贈答品として用いられる「角樽」は、「柳樽」とも呼ばれます。「柳樽」をもじって、結納では、「家内喜多留」と書いて、お祝いのお酒を表します。一升(一生)入りであることから「一生連れ添う」と意味が込められてるとも言われています。余談ですが、半升入りの角樽は、商家では、「繁盛」祈願を込められ用いられていたそうです。
弊社の「家内喜多留」は、代々、角を隠します。いわゆる花嫁の「角隠し」に掛けてのことでしょう。
今回、「角隠し」について改めて調べみました。和装婚で花嫁が頭を覆うように巻く白い正絹の布のこと。由来は諸説ありますが、一般的には、怒りを表す角(つの)を隠すことで、おしとやかな妻になってほしいという願いが込められてるとか、女性は嫉妬に狂うと鬼になるといわれていたため、鬼になることを防ぐまじないの意味もあるからという説もあるらしい・・・。
ん??
ちょっとこの由来には、引っかかるところ、突っ込みどころが多々ありますが、それはさておき、これからも、弊社では、角を隠す「角樽」=「家内喜多留」をご用意いたします。
by Wakaisakichishoten